(続き)
二毛作を出て立石から電車に乗り、ふと丸好酒場に行きたくなって八広で下車。てくてくと酎ハイ街道を北上すると、丸好の灯りがついていないことに気がつきます。この日から休み明けと思っていたところ、この日まで夏休みだったのでした。残念。さらに酎ハイ街道を北上して辿り着いたのがこちら。

久しぶりのはりやです。縄のれんをくぐると、先客はカウンターにおふたり。軽くご挨拶して着席すると、奥からマスターがお通しを持って出てこられました。酎ハイを注文します。

小さめのジョッキに入った酎ハイ。懐かしいです。アテには冷や奴を注文します。先客のおふたりはご常連らしく、既にいい感じで酔っぱらっていらっしゃって、マスターと親しげに会話されてます。ボクにも優しく話題を振ったりしてくれましたが、そうこうしているうちにそろそろ帰るかとゴキゲンで退店されました。酎ハイをおかわりします。

ぽっかりと静かになった店内、お客さんはボクひとりとなってしまいました。テレビを何となしに見ながら、ゆったりと時間が過ぎていきます。50分ほどの滞在でごちそうさま。

アド街ック天国などTVでも紹介されても、昔のままの空間が残っていることに喜びを感じながら、鐘ヶ淵駅から電車に乗り込んだのでした。
(おわり)