(続き)
元町駅の北のほうへ出て、坂を上がっていきながら神戸の街をぶらぶら歩きます。ケータイで次のお店を探すことに。これと思ったお店は、すぐ近くにありました。

メインモルトというモルトバー。ビルの地下1階にあります。入り口そばの黒板には、Ardbegのソーダがお勧めと書かれていました。お店に入るとお客さんはゼロ、入り口そばのカウンターに腰掛け、お勧めのArdbegのソーダをいただくことにします。

これで1,000円とは良心的価格です。薄張りグラスに氷の音が心地よく響いて、何ともイイ感じ。Ardbeg独特の強いモルトが感じられるソーダ割りです。マスターが一口サイズのサンドイッチを出してくれて、徐々に会話が始まりました。

立派なバックバーの向こう側に、巨大なArdbegの瓶が置かれていました。マスター曰く、看板のお勧めは酒屋さんが売れ売れ言うからと苦笑いしながらおっしゃって下さいます。なかなか気さくなマスターと、神戸ハイボールのあった昔話やサンボアのこと、角ハイボールが売れてサントリー角瓶が存亡の危機に瀕している話などで盛り上がります。

ハイボールの話になったので、ウイスキーハイボールをお願いすることにしました。「うちではハイボールはフェイマスグラウスで作るんですよ」と凍らせた瓶を取りだし、手際よくハイボールを作って下さいました。

きりりと冷えたハイボールは氷なし。神戸ハイボールのスタイルを踏襲されているとのこと。サンボアも同じですね。お客さんがひとり入られて、珍しい銘柄のモルトを注文されてます。マスターが、お店の壁にあるラックの奥から探し出してカウンターに持って帰ってきました。どうやらお話を何となしに聞いていると、その方も東京からいらしたらしく、このお店に来ることが楽しみで来られたとのこと。そのあとにもカップルさんやおひとりさんがいらして、これから賑やかになる感じがしてきました。さっくりハイボールを呑み干してごちそうさまです。

お店が混み合う前に、マスターとたっぷり話ができて楽しく過ごすことができました。また神戸に来たらこちらには来なくては、と思いながらお店をあとにしたのでした。
(つづく)