(続き)
伊野さん、てりぃ~さんとの楽しい宇ち入りのあと向かったのは鳥房です。暗黙、というか公然とひとり半身揚げ1つ縛りの鳥房。満腹になって、その次に行けなくなってしまうことが往々にしてあり、なかなか足が向かなかったのですが、最近のdancyなどの効果もあっていつもお店は大行列。ところがこの日は、開店30分後でもすんなり入ることができました。ここでもてりぃ~さんはウーロン茶、伊野さんとボクはビールです。注文は、まずは半身上げから。お店を仕切るおねえさん(ちょっと怖い)から、この日の半身上げのサイズが読み上げられます。ひとり1つ食べられるかなあと躊躇しているとおねえさん、「大丈夫、食べられなかったら持って帰ればいいんだから」と。なるほど、その手がありましたね。サイドオーダーは「お新香」(280円)、「ぽんずさし」(530円)、「鳥ぬた」(530円)を注文します。

すぐにお新香とお通しがやってきました。お通しは、ビールを呑む人の分しかもらえないんですね。気が付いたら店内は既に満席でした。

もう少し遅ければ入れませんでしたね。ラッキーです。鳥が揚がるまでに、ぽんずさしと鳥ぬたが楽しみなんですがと思って待つこと20分ほど。サイドオーダーが来る前に、半身揚げが先に出てきてしまいました。

確か630円のビッグサイズ。鳥の大きさによって20円~30円刻みで値段が違う半身揚げ。1番大きいのを頼んだのでした。お店のおねえさんに、さばき方の手ほどきを受けながらぎこちなく解体していきます。

解体したのは1つだけ。既にこの時点で2つはおみや決定。揚げたて状態で食べた方が美味しい硬い部分から食べていきます。そして解体が終わってからすぐに鳥ぬたがやってきました。

湯がいた鶏肉がもっちりとしていて絶品。美味しいです。そして鳥ぬたから遅れること12分、ぽんずさしもやってきました。

ピカピカの鳥刺しは絶品。鷹の爪と大量の刻みネギが絶妙です。美味しいですね。しかし、ぽんずさしををつつきながら半身揚げが揚がるのを待つ楽しみが味わえなかったのは残念。半身揚げ、注文を受けてから揚げていたのをやめてしまったのでしょうか。お店の前にできている大行列を考えるとやむを得ないのかなあ、と考えつつ、ごちそうさまをしたのでした。
(つづく)