ボクの実家の隣の隣の市、三島市は知る人ぞ知る鰻のお店が多い町。せっかく実家に帰ってきているので、三島まで鰻を食べに行くことにしました。数あるお店の中、この日行ったお店は駅から少し離れたところにある「うなよし」です。観光バスも入ることができる大きな駐車場に、交通整理の警備員までいます。そして駐車場には県外ナンバーがほとんどです。

車の運転は家人に任せ、ボクは呑む気マンマン。お店に入るとお待ちのお客さんがおふたり。13時過ぎだったのでピークを過ぎていたのかと思いきや、あとからあとからお客さんがいらっしゃって入りきれないくらい。タイミングが良かったようです。10分ちょっとの待ちで席に座ることができました。「うなぎ丼」の並(2,100円)を注文し、瓶ビール(中、630円)と肝を注文すると「うちのは佃煮です」と。確かにメニューには肝焼きはありません。

「きも佃煮」(380円)。これは旨い。鰻丼が来るまでゆるゆると呑みましょうか、と構えていると、15分ほどで鰻丼が来てしまいました。

こちらの鰻丼は並が鰻1匹分で2,100円、上が鰻1.5匹分で2,950円、特上は2匹分で4,000円。単純に鰻の量で変わるのですが、1度、8年ほど前に来た時に特上にチャレンジしたら、これがまたとんでもない量で悪戦苦闘したのでした。並で十分お腹がいっぱい。ビールも空いてしまって、鰻丼もほとんど食べ終わった頃、肝の佃煮が結構残っていたので燗酒(400円)を追加することに。

ホントは肝で燗酒をやりはじめ、お酒が半分くらい残っている頃に丼が出てくるのが良かったのですが、まあいいでしょう。それでもドライバーを待たせてゆるゆると呑んでいるのも悪いので、急いでやっつけてごちそうさまをします。

あとからあとからお客さんがやってくるお店。それでも鰻丼が出てくるのが早いので、割と回転がいいです。予約すると2階の座敷になるようですが、席料が1人100円かかるとのこと。大人数で来る場合は予約した方が無難なようです。ちなみにうなよしは駅に近い方にもあるようですが、両者は互いが元祖を主張しているとのことで、どうやらフクザツな関係のようです。地元の人も、好みによって「俺はこのお店」というのがあるとか。ボクも三島が鰻で有名と知ったのは10年ほど前だったのですが、いろいろあるんだなあ、と思いつつ三島をあとにしたのでした。