(続き)
宇ち多゛を出て、次は二毛作に入ります。開店して間もない二毛作。先客はひと組いらっしゃって、並ぶように奥のテーブルに座ります。ボクはなんだか燗酒が呑みたい気分。出羽寒山がメニューから無くなっているので、店主のHさんに「燗にしても美味しいお酒、ありますか?」と伺うと「秋鹿の濁りが、実はぬる燗で結構いけるんですよ」と。それではそれをいただきます。

「まずは燗する前に、そのままでどうぞ」と小さな薄張りグラスでテイスティングさせていただきました。これは旨い。呑み干す頃に燗酒も出てきました。

なるほど、常温とはまたちょっと違った、香りが立つというか、旨いです。

「霙もよう」という銘柄のようです。秋鹿といえば大阪のお酒。濁り酒を燗でいただくというのは面白いですね。お隣のお客さんも「同じのを」と連鎖注文。あかさんは缶ビール(350円)を2本目です。

薄張りグラスで、普通の缶ビールも美味しく呑めますよね。ボクはゆっくりと燗酒をいただき、30分ほどの滞在でごちそうさまをします。お通し200円含め、ふたりでお会計は1,800円でした。

宇ち多゛の表側は蕎麦屋さんの前まで行列が伸びていました。仲見世商店街を抜けて、次のお店へ移動を開始しました。
(つづく)