(続き)
だるまで2時間弱盛り上がり、清澄通りに出ててくてくと歩き始めます。だるまで次のお店をどうするかと相談の結果、森下の山利喜に行ってみようということに。ボクは山利喜は初めて。太田和彦さんが挙げる3大煮込みのひとつの名店。行きたいと思ってはいたものの、これまで縁がなく、是非行きましょう、ということになったのでした。

長谷川平蔵も行き来しただろう川を渡り、途中どじょう鍋の名店伊せ喜の佇まいを見て、森下の交差点に着いたのが30分後の19:30頃。ところが先にお店に向かってくれたKさんとはぐれてしまい、しばしお店を探して交差点付近をうろうろし、ようやくお店を見つけました。

山利喜もりもり店。もともと本館・新館とありますが、本館は現在立て替え工事中で、こちらで仮営業中とのことです。19:30のお店は満席状態。しばらく待っているうちにも次々とお客さんがいらっしゃって、諦めて引き返す方たちもたくさんいらっしゃいます。さすが人気店ですね。20分ほど待って、ようやくカウンターに座ることができました。酎ハイ(380円)をもらって乾杯です。

お通し(250円)は和風ですが、煮込み、ゆでとん意外は洋風なおかずが多く、まるでビストロというのははまださんが書いていらっしゃる通り。素敵な料理が続きます。

「自家製 田舎風テリーヌ」(560円)。美味しいです。

「ガツ刺し生姜醤油」(500円)。ボイルしたガツですが、ネギやおろし生姜だけでなく、分葱もぱらっとかかっていてお洒落ですね。しばらくしてカウンターの他のお客さんが帰られて、ゆったりとカウンターを我々5人で占有させていただきます。

「煮込み玉子入り(ガーリックトースト2枚付)」(700円)。いよいよ3大煮込みの1つをいただけます。これで個人的には大はし、岸田屋に続いて3大煮込みコンプリート。ここまで辿り着くのに、下町酒場に通うようになってから5年以上もかかりました。お味のほうは、コッテリとした牛のシロの部分で脂身たっぷり。なるほど、特徴的で他にはない味ですね。美味しいです。

「イワシと野菜とトマトのマリネ」(600円)なんかもいただきます。洋風ですね。

「ゆでとん」(3本450円)はテーブルに備え付けの「醤油ベースの特製たれ」と「ピリ辛ソース」、ゆでとんと一緒に出てくる「柚子胡椒」をお好みで、とメニューに書かれてます。個人的には柚子胡椒がヒットでした。酎ハイも空いて、やっぱりワインをいただくことにします。

いろいろありますが、1杯600円~1,300円。ボクはワインの味はよく分からないので、600円ので十分です。

結構たっぷり注いでくれました。予想より大盛りでもらったりするこういう時は、貧乏性なボクは嬉しくなっちゃいます。小さな幸せですね。村上春樹の書いていた「小確幸」を思い出します。19:50頃になり、テーブル席も空いたのでそちらに移らせていただきました。

「マッシュルームいりオムレツ」(600円)。洋風ですね。

「クレットチーズとじゃがいものガレット」(500円)。これまた洋風。

「和牛ローストビーフ(西洋わさび付)」(600円)。ワインにぴったりです。他に「鴨のそぼろとレタスの生春巻き」(1本400円)なんかもいただいて、ワインもしこたまいただいて楽しい2時間。お会計は5人で21,880円でした。ちなみにこの「もりもり店」というお名前、以前ここで営業していたもんじゃ焼きやさんのお名前をとったそうです。本館が再開するのが来年の11月だそうなので、それまでの営業だそうです。新しい本館も、どのように古い雰囲気を残しているか楽しみですね。
(おわり)