連休で帰省中のこの日、西武線沿線在住のふじもとさんが遠征して新蒲原にいらっしゃる日。移動中のふじもとさんから「熱海新蒲原間の東海道線車内は飲酒できますか?」とメールが来ます。「西武線の車内で飲める方なら、十分飲めますよ」と返信します。ふじもとさんとは東海道線の先頭車両で合流する予定。富士駅から電車に乗り込むと、何と先頭車両のベンチシートでビールを片手にするふじもとさん発見。素晴らしい勇気に感服しつつ、予定通り新蒲原駅に到着します。

のどかな駅ですが、ロータリーを挟んで反対側には大きなショッピングセンターがあります。「意外に栄えてるじゃん」とふじもとさん。目指す岩科酒場は駅からすぐです。

酒場はまだ開店前で、酒屋さんのほうを覗かせてもらいます。おかあさんからお店の歴史など、いろいろとお話をお聞きしつつ、開店を待ちます。そして16:00ちょうど、おとうさんが暖簾を手にお店から出てきました。

暖簾をくぐってお邪魔します。コの字型カウンターの右側にふたり腰掛け、まずは黒板メニューを眺めます。

タマゴ40円から、最高額のイルカのスマシ400円まで、たくさんのメニューにふじもとさんも感心しきり。まずはビールをいただきましょうか、ということで乾杯しつつ、最初にいただいたのは「焼ハム」(260円)です。

徐々に常連さん達が集まってきて、大抵の方は注文せずとも自動的にいつもの飲み物を出してもらってます。みなさん、焼酎のお茶割りを飲まれる方が多いですね。ビールも空いてふじもとさん、焼酎の炭酸割りをもらいます。

プレーンのソーダで飲まれる方は少ないようで、「炭酸あったっけ」とおとうさんがおかあさんに確認しつつ出てきたのがサントリーの炭酸でした。冷えた焼酎をコップに溢れるくらいに入れてくれます。

氷を満タンに入れたタンブラーに焼酎を移し、炭酸で割って完成。焼ハムも食べてしまい、次のおかずを悩みますが、やっぱり話のネタにと「イルカのスマシ」(400円)をいただくことにしました。

塩味で、何となく鯨ベーコンのような味わい。これは日本酒いっちゃいましょうか、ということで燗酒をいただくことにしました。

燗つけ機から1杯分チロリに出して、それから目の前でコップに注いでくれます。

これが程よいぬる燗で、たまりません。イルカのスマシをつつきつつ、燗酒をぐびり。常連さん達の会話をBGMに、ゆるゆると時間が過ぎていきます。メニューを眺めつつ、「落花生」(280円)をもらってみましょうということに。落花生は茹で落花生がデフォルトなこのエリア。注文すると、裏から落花生をとってきてこれから茹でるようです。

茹でたての落花生。美味しいです。日本酒もすすんで、おかわりしちゃうことに。

2杯目の日本酒。この先のことを考えると、明らかに飛ばしすぎです。そんな危険を冒している自覚もなく、ニンマリしつつまったりと日本酒を楽しんじゃいます。あまりに居心地のいいひととき。気づくと時刻は17:00近く。乗る予定の電車が来てしまいます。慌ててお会計をしつつ、食べきれなかった落花生を袋に詰めておみやげにしてもらっちゃいました。

ふじもとさんにとっても念願のお店だった岩科酒場。満足していただけたようで何より。なんて思う暇もなく慌てて新蒲原駅へ向かったのでした。
(つづく)