宇ち中

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緊張のほりこし亭初訪

2007/05/16
この日は一日広尾でお仕事。早めに終わったら立石へ行こうと決めていたのですが、思ったより時間がかかってしまい解放されたのが18:20頃になってしまいました。宇ち多゛は断念して路線変更、この数日前にだいてんさんが書かれていて気になっていた恵比寿のお店「ほりこし亭」に行ってみることにしました。てくてくと歩いて、川に面した公園の向かいにあるビルの一階に目指すお店はあります。



お隣には最近テレビでも紹介されていた人気の鯛焼き屋さん「ひいらぎ」があり、たくさんの人が買いに来てました。



その先には、以前は旭川ラーメンの「山頭火」があったのですが、今は別のラーメン屋さんになっちゃってました。そして、少し呼吸を整えて暖簾をくぐります。店内は女性店主のみ。お客さんはいらっしゃらず、どうやら口開けの客となったようです。「いらっしゃいませ、どうぞ」とにこやかにほほえみかけてくれるおかみさん。カウンター左端にお邪魔します。おしぼりと、お通しの枝豆をカウンター越しに受け取り、ビール(中、500円)はうしろの冷蔵庫から取り出します。



枝豆は、豆の味がしっかりしてゆで加減もバッチリ。とっても美味しい枝豆ですねと言うとおかみさん、野菜は全部国産のものしか使わないとのこと。なるほど。素材をちゃんと厳選していらっしゃるようです。それにしても初訪にして他にお客さんがいなくて、おかみさんと二人きりというのは結構緊張しますね。おかずには、いろいろあるメニューから「とりにこみ」(500円)をお願いしました。おかみさん、コンロの火をつけて煮込みの入った鍋を温めてくれます。「このお店が出来た頃はガーデンプレイスも無かったんですよ」とのこと。創業13年で、確かにガーデンプレイスは1994年に竣工なので、このお店が出来てしばらくしてガーデンプレイスが開業したということのようです。緊張しつつもいろいろとお話していると、ようやく常連さんらしきお客さんが一組いらっしゃいました。少しホッとしつつ、アツアツに温めてくれたとりにこみを受け取りました。



大きめの器にたっぷりと入ってます。一人ならこれ一品で十分、といった量。そしてあっさりとして透き通ったスープ。鳥皮が中心ですが、砂肝や正肉も入っています。これは旨い。鳥の煮込みは珍しいですねえとおかみさんに話しかけると、「前は豚の煮込みも出したんですけど、やっぱり鳥のほうが出るんですよ」と。なるほど。ビールも二本目をいただき、しばしまったり。さらにお客さんが続々と入ってきて、ボク自身は、まったりモードにシフトダウンです。隣に腰掛けた常連さんはおかみさんに「今日はドレミで切り上げるよ」と。そしてボクのほうに向いて「ビール3本のことなんです。この前、ドレミファソラシドレミ、まで行っちゃいましてね。10本ですよ。」と気持ちよさそうに仰います。ひゃー、一人で10本ですか、なんて驚きつつ、お隣さんのお仕事の話などで盛り上がったりします。

そうこうしているうちに二本目のビールも空いてしまい、絶品とりにこみも平らげてしまってごちそうさま。お隣さんに、お先に失礼しますと挨拶をしてお会計です。ビール2本にお通し、とりにこみでお会計は1,800円でした。



70分のまったりビールタイム。お店を出た19:30には外はすっかり暗くなってました。後から入らしたお客さんは全て近所におつとめの常連さん。なるほど、確かに仕事を終えてホッとするには最高の雰囲気のお店ですね。温かいおかみさんに心を温めてもらって、ほくほくで家路につきました。