この日は大腸内視鏡検査のため、朝から一日山王病院へ。10時くらいから2時間かけてポカリスエットのような(もちろんポカリのようにおいしくない)下剤混入飲料を2リットル飲んで、お腹の中がすっかり空っぽになったのが15時過ぎ。4年ほど前に一度経験済みの大腸内視鏡検査ですが、そのときの辛さをすっかり忘れてしまっていて、なめてかかったのが失敗でした。何とも言えない苦痛のなか、自分の大腸の中を見せられて思ったのは宇ち多゛のテッポウ。宇ち多゛の美味しいおかずを想像することで苦痛からの逃避を試みたものの、やはり辛さは一緒でした。全く問題なしという診断を受けて病院から出たのが16時前。その足でまっすぐ立石へ向かい、宇ち多゛への到着は16:35頃でした。並ばずに入れたものの、テッポウは終わっちゃってました。イメージトレーニングバッチリだっただけに残念。煮込みをいただきます。

そうさんの甘め。からっぽの胃には優しいですね。そして一口、きゅーっと梅割りが体の中に一気に染み渡ります。いつもの倍のスピードで酔いが回ってきました。ぐらんぐらんしていると、そうさんが「あ、ごめん。また甘くしちゃったね」と。「いや、甘めでちょうどいいんです」と応えたものの、8ミリほど空いたグラスの上の方に、さらに焼酎をつぎ足してくれました。

「一度甘くしちゃうと辛くはならないんだけどね、ごめんね」とそうさん。いやはや、お気遣いに感謝感謝です。煮込みを半分ほど平らげた時点で、これも胃には優しそうなレバ生醤油だけをいただきます。

冷蔵庫前の生系おかずを出してくれるお母さんと、この日はもうひとかた、若いお兄さんがいらっしゃいました。お隣の常連さんが教えてくれたのですが、あんちゃんの弟さんとのこと。ずいぶん昔にお店に立っていた時期があったそうですが、どうやら本格的にスタッフとして加わったようです。

弟さんが出してくれた大根お酢。そしてそうさん、二つ目の梅は「辛くしといたよ」と絶妙梅ボトルさばきで注いでくれました。大根お酢のお酢に、醤油だけのレバ生を入れてレバ生お酢も堪能。レバ生お酢は好きなんだけど、時間が経つと色が変わるのが・・・、とおっしゃる方には良い方法かも、なんて考えながら、一杯目でがつんと回ってきた酔いも普段の二杯目と同じくらいの酔いに落ち着き、定常モードに。そして三杯目に突入です。

これはあんちゃんの辛め。梅エキス数滴だけの、ほんと、うんと辛めです。そして頼んでおいたシロたれよく焼きも到着。

やっぱりシロたれは美味しいですね。美味しさを噛みしめつつ、三つ目の梅も空いてしまいぶどうを半分だけいただくことにしました。

なんだかお腹の中には宇ち多゛の梅・ぶどう・絶品おかずだけなんだなあと、しみじみと喜びを感じつつ、ありがたくぶどうを飲み干してごちそうさまです。

17:40頃、既に行列が出来てますね。これからまた就業後のみなさんが駆けつけるピークに突入していく頃です。結局この日は梅三つぶどう半分。大満足で立石駅へ向かいました。

駅へ上がるとき、愛知屋さんの改装工事を目撃。名物のネコちゃんが、作業されている方に悠々と乗っている様子がとっても微笑ましく思いつつ、改札へ向かったのでした。