(続き)
はまださん、なおとんさんと3人で秋元屋さんをたっぷりと楽しんだあと、野方の街をぷらぷらと歩いて向かったのは、みつわ通りを少し入ったところにある「おおひら」というお蕎麦屋さんです。

建物の上には「大平庵」と書かれてます。「たいへいあん」と間違って読まれることが多いかも、なんて勝手に思いながら「おおひら」と書かれた暖簾をくぐると、店内はほぼ満席。たまたま空いていた入り口そばの小上がり席へお邪魔させていただくこととします。そして、まずは日本酒を。はまださんは燗酒、なおとんさんとボクは冷酒をいただきました。

揚げ蕎麦がお通しで出されます。ぽりぽりと揚げ蕎麦をつまみながら、日本酒をきゅっと。いいですねえ。蕎麦屋さんで日本酒をきゅっといただくなんて、なんだかあこがれていた大人の酒呑みのような感じです。そして、おつまみもぼちぼちとやってまいりました。

「板わさ」(420円)。これぞ蕎麦屋さんのつまみ、って感じです。ぷりっとした感じのかまぼこ。わさびも本格的。美味しいです。日本酒も進みますね。

「おしんこ」(400円)。きゅうり、大根、にんじん、なす、かぶとさっぱり浅漬けのおしんこです。これまた日本酒が進みます。

そして、「季節の野菜天ぷら」(950円)もいただきました。日本酒もお代わりですね。美味しいつまみをつつきつつ、じっくりとしっぽりと日本酒を味わいます。そして一時間ほどして、そろそろ仕上げのお蕎麦をいただきましょうか、ということに。メニューのなかから、お隣のお客さんが召し上がっていた「鴨焼せいろ」(1,370円)がどうしても気になってしまい、高額メニューにもかかわらず頼んでしまいました。(スミマセン>はまださん、なおとんさん)

陶板の上でジュウジュウと焼かれている鴨肉の上に、白髪ネギがのってます。山椒をかけていただきます。絶品ですね。蕎麦も美味しい。ずずっと蕎麦をたぐって、日本酒もちびちび。うむむ、幸せなひとときです。そしてあっという間にお蕎麦も完食。蕎麦湯をもらいます。

これまた美味しい蕎麦湯。これもいいつまみになりますね。蕎麦湯をおかわりしちゃいました。

じっくりと楽しんでいる間、お店はほとんど満席でした。やはり地域で人気の蕎麦屋さんなのですね。結局2時間ほどの長っ尻をしてしまい、お会計は3人で8,270円でした。

お店を出たのは20:30過ぎ。普段ならブルーな気持ちで過ごす日曜の夜、翌日の仕事のことをすっかり忘れてとても上機嫌。野方駅でなおとんさん、はまださんとお別れして、西武線に乗り込んで帰宅したのでした。
(おわり)