(続き)
三島駅のそば屋さんで満腹になったお腹で東海道線に乗り込み、一駅目の沼津駅でも途中下車します。

お次は、たけーださんのページ「野毛巡礼記」から辿り着いたむーさんのページ、「酒ゆかば」の記事にあって、ずっと気になっていた沼津駅の立ち飲みです。電車を降りると、すぐにお店を発見できました。

地元富士市からすると県東部の中核都市である沼津は商業的にも発達していて、富士市に住んでいた高校生の頃までは沼津駅を何度か利用しました。この前も何度も通っているはずなのですが、高校生の頃にはそんなものにはビットが立つはずもなく全くノーチェック。改めて見るとなんだか神々しく見えてきます。先客はいらっしゃらず、おでん前の好位置に立ってまずは生ビールを注文します。店員さんは若いお兄さん。「小と中どちらにしますか?」と。なるほど、小は他のサワーや緑茶割りなどの飲み物と同じ280円ですが、ちょっとグラスのサイズが小さそう。「中をお願いします」と大きい方をお願いします。

お値段は確か370円だったかな。なかなか良心サイズですね。ビールをぷはーっと飲み、おかずは何をいただこうか悩みます。ショーケースの中にはたこやき串(120円)ややきとり(100円)、焼きそば(250円)なども並びますが、三島駅のおそばで満腹になったこともあり、やっぱりおでんをいただくことに。

どれも120円の中から選んだのは、やっぱり静岡の黒はんぺんと、ボク的におでんではデフォルトの大根の二つです。

大根は、長く切って半分にした独特の形で結構ボリュームあります。黒はんぺんはあんまり黒くないのは、出汁が薄い色だからでしょうか。確かに静岡おでんは出汁の色も濃いので、その色がはんぺんに染みついてあの色になるんでしょうね。味としては、丸健水産でいただくようなおでんの出汁と同じ感じ。なかなか美味しいです。ビール一杯を、まったりとゆったりと飲みつつ、時折到着する電車から降りてくる乗客の冷たい?視線を感じつつ、午後のゆるりとした時間が過ぎていきます。15分ほど佇んでおでんを完食、ビールを飲み干してごちそうさまをします。

この立ち飲みコーナー、東海道線の反対側のホームにも同じようにあり、上りのホームにはお客さんがいらっしゃいましって、店員のおばちゃんと楽しそうに会話しながら一杯やってました。こっちでも一杯いただこうかなという思いを振り払い、下りホームに戻って東海道線に乗り込んだのでした。
(おわり)